吊り戸棚を撤去すると開放感はどう変わる?メリット・デメリットと後悔しないポイントを解説

「キッチンがなんだか狭く感じる…」
「もっと開放感のあるおしゃれな空間にしたい」

そんな理由から、キッチンの吊り戸棚を撤去する人が増えています。

特に近年は、対面キッチンやオープンキッチンの人気が高まり、“見せるキッチン”を意識したリフォームが注目されています。その中でも吊り戸棚の撤去は、比較的取り入れやすく、空間の印象を大きく変えられる方法のひとつです。

実際に、吊り戸棚を撤去すると「視界が抜けて広く感じる」「LDK全体が明るくなった」という声も多く見られます。

一方で、「収納が減って後悔した」「思ったより不便だった」というケースがあるのも事実です。

リフォームプラスの本記事では、吊り戸棚を撤去するメリット・デメリット、後悔しないためのポイント、費用相場まで詳しく解説します。

吊り戸棚を撤去すると開放感が出る理由

視界が広がるから

吊り戸棚は、視線の高さに近い位置に設置されるため、どうしても圧迫感が出やすい設備です。

特に古いキッチンでは、奥行きのある大きな吊り戸棚が設置されていることも多く、リビング側から見た時に“壁”のような存在になっているケースもあります。

吊り戸棚を撤去すると、視線が抜けるため、リビングとの一体感が生まれやすくなります。

特に以下のようなキッチンでは効果を感じやすいです。

  • 壁付けキッチン
  • 対面キッチン
  • 独立感の強い古いキッチン
  • 天井が低めのマンション

「同じ広さなのに、広く感じる」というのは、視界の変化による影響が大きいのです。

光が入りやすくなる

吊り戸棚を撤去すると、リビング側からの光がキッチンまで届きやすくなります。

特に、

  • 窓が少ないキッチン
  • マンションの中央部分
  • 北向きのLDK

では、明るさの変化を実感しやすいでしょう。

キッチンが明るくなることで、空間全体の雰囲気も軽やかになります。

LDK全体に一体感が出る

最近の住宅では、「キッチンを隠す」のではなく、「リビングの一部として見せる」考え方が主流になっています。

吊り戸棚をなくすことで、

  • ダイニングとのつながり
  • リビングとの一体感
  • 家族とのコミュニケーション

が取りやすくなるのも大きな魅力です。

料理中でも家族と会話しやすくなり、子どもの様子も見守りやすくなります。

吊り戸棚を撤去するメリット

キッチンがおしゃれに見える

吊り戸棚がなくなることで、空間に余白が生まれます。

特に人気なのが、

  • ホテルライク
  • カフェ風
  • 北欧風
  • ナチュラルモダン

など、抜け感のあるインテリアとの組み合わせです。

最近は「収納を隠す」よりも、「必要なものだけを持つ」シンプルな暮らしを好む人も増えており、吊り戸棚撤去はその流れにも合っています。

家事動線がラクになる

吊り戸棚は高い位置にあるため、実際には“使いづらい収納”になっているケースも少なくありません。

特に、

  • 身長が低い方
  • 高齢者
  • 小柄な女性

にとっては、踏み台が必要になることもあります。

吊り戸棚を撤去することで、「取り出しにくい収納」を減らし、使いやすい場所に収納を集約しやすくなります。

掃除がしやすくなる

吊り戸棚の上部や側面は、油汚れやホコリが溜まりやすい場所です。

特にキッチンでは、

  • 油煙
  • 湿気
  • ホコリ

が混ざり、ベタつきやすくなります。

吊り戸棚を撤去すると、掃除する場所自体が減るため、キッチンのお手入れがラクになります。

家族とのコミュニケーションが取りやすい

吊り戸棚があると、キッチンが“囲まれた空間”になりやすいですが、撤去することで視界が開けます。

その結果、

  • リビングにいる家族と会話しやすい
  • テレビを見ながら料理できる
  • 子どもの様子を見守れる

など、暮らしやすさにつながるケースも多いです。

吊り戸棚撤去のデメリット

収納スペースが減る

最大のデメリットは、やはり収納量が減ることです。

特に、

  • 来客用食器
  • 調理家電
  • ストック食品
  • 使用頻度の低い鍋

などを収納していた場合、置き場所に困ることがあります。

「見た目は良くなったけど、物が片付かなくなった」と後悔するケースもあります。

手元が見えやすくなる

対面キッチンの場合、吊り戸棚には“目隠し”の役割もあります。

撤去すると、

  • シンク内
  • 調理中の手元
  • 生活感

がリビング側から見えやすくなるため、常に片付けを意識する必要があります。

生活感を隠したい方には不向きな場合もあります。

配線・下地補修が必要になることも

吊り戸棚を撤去すると、壁や天井にビス穴やクロス跡が残ることがあります。

また、照明や換気設備の配線が通っているケースでは、追加工事が必要になる場合もあります。

単純に「外すだけ」で終わらないケースもあるため、事前確認が大切です。

吊り戸棚撤去で後悔しないためのポイント

本当に使っている収納か確認する

まずは、吊り戸棚の中身を一度すべて出してみましょう。

すると、

  • 数年間使っていない物
  • 存在を忘れていた物
  • なくても困らない物

が意外と多いケースがあります。

「必要な収納」なのか、「ただ置いているだけ」なのかを見直すことが大切です。

代わりの収納を考えておく

吊り戸棚撤去後は、

  • カップボード
  • パントリー
  • 引き出し収納
  • ワゴン収納

などを活用する方法があります。

最近は、引き出しタイプの収納が主流になっており、吊り戸棚より使いやすいケースも多いです。

キッチン全体で考える

吊り戸棚だけを単独で考えるのではなく、キッチン全体のバランスを見ることが重要です。

例えば、

  • クロス貼り替え
  • 照明変更
  • カップボード交換
  • 壁面収納追加

を同時に行うと、統一感のある空間に仕上がりやすくなります。

吊り戸棚撤去の費用相場

吊り戸棚撤去の費用は、工事内容によって変わります。

吊り戸棚撤去のみ

相場:約1万〜3万円程度

比較的シンプルな工事なら、半日程度で終わるケースもあります。


壁補修・クロス補修込み

相場:約3万〜8万円程度

撤去後の壁や天井をきれいに仕上げる場合は、補修費用が追加されます。

キッチン全体リフォーム込み

相場:数十万円〜

吊り戸棚撤去に合わせて、

  • キッチン交換
  • レイアウト変更
  • 配管移設

まで行うと、大規模リフォームになります。

DIYで撤去できる?

吊り戸棚はDIYで撤去することも可能です。実際にDIYで挑戦する人も増えています。

ただし、以下には注意が必要です。

  • 重量がある
  • 落下の危険がある
  • 壁内部に配線がある可能性
  • 壁補修が難しい

特に古い吊り戸棚は重量があるため、安全面を考えると、基本的にはリフォーム会社への依頼がおすすめです。

まとめ

吊り戸棚を撤去すると、

  • 視界が広がる
  • 明るくなる
  • 開放感が出る
  • おしゃれに見える

など、多くのメリットがあります。

一方で、

  • 収納不足
  • 生活感が見えやすい
  • 補修工事が必要

といった注意点もあります。

大切なのは、「見た目」だけで判断しないことです。

今の収納量や生活動線をしっかり見直し、自分たちの暮らしに合ったキッチンを考えることで、満足度の高いリフォームにつながります。

吊り戸棚の圧迫感が気になっている方は、ぜひ一度、撤去リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。参考記事でも、吊り戸棚撤去による開放感や収納の考え方が紹介されています。

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