「家をフルリフォームしたいけど、どれくらい費用がかかるの？」「住みながらの工事は可能？」「築年数が古くてもできる？」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
リフォームプラスの本記事では、車椅子対応リフォームに関する補助金について丁寧に解説。実際の事例や補助金制度も紹介し、安心してリフォームを進めるためのガイドをお届けします。
車椅子での暮らしをもっと快適に！
家族の高齢化や介護が必要になったことをきっかけに、「車椅子で生活しやすい住まい」にリフォームを検討する方が増えています。段差の解消や手すりの設置だけでなく、キッチンや浴室の構造まで工夫することで、ご本人もご家族も安心して暮らせる空間が実現します。
車椅子対応リフォームの主なポイント
1. キッチン
座ったまま作業できるよう、シンクや作業台の下部をオープンに。カウンターの高さは通常より低く設計し、吊戸棚やレンジフードも手が届く範囲に調整しましょう。引き戸やスライド収納にすることで、車椅子のままでも快適に作業できます。
2. トイレ
回転スペースを確保するため、1.5坪程度の広さが理想です。L字型の手すりを設置し、座位からの立ち上がりをサポートします。手洗い器も別設置で使いやすくなります。
3. 浴室
浴槽への出入りが楽なベンチ付きユニットバスや、保温性の高い座面蓋の導入が効果的です。入口は段差を解消した引き戸に変更し、洗い場スペースも広めに確保しましょう。
4. 洗面室
車椅子が360度回転できるスペースを確保。洗面台は膝が入る奥行きを持たせた造作タイプが最適です。ボウルは浅く、手前まで引き寄せられる形状がおすすめ。
5. 玄関・廊下
玄関の段差はスロープで解消。廊下の幅は車椅子がすれ違えるように最低でも90cm以上を目安に設計します。手すりを設けることで、安全性もアップします。
リフォーム費用の目安
- キッチン：50万〜150万円
- 浴室：80万〜200万円
- トイレ：30万〜80万円
- 洗面室：30万〜70万円
- 段差解消・引き戸設置など全体改修：300万〜800万円
※施工内容や既存の住宅条件により異なります。現地調査と見積もりがおすすめです。
補助金・減税制度を活用しよう
1. 介護保険による住宅改修費の支給
要介護・要支援認定を受けている方は、対象となる住宅改修工事に対し最大20万円（自己負担1〜3割）まで支援を受けられます。
2. 自治体の補助金制度
各市区町村によってバリアフリー改修への補助制度があります。対象工事や上限金額、申請時期などが異なるため、事前に自治体へ確認しましょう。
3. バリアフリーリフォーム減税制度
以下の税制優遇を受けられる可能性があります：
- 所得税の控除（住宅ローン型・投資型）
- 固定資産税の減額（工事翌年度）
- 贈与税の非課税措置
※工事内容や申告内容により適用可否が異なるため、税理士や施工会社と確認のうえ手続きを進めましょう。
まとめ：早めの準備が安心のカギ
車椅子での生活に備えた住まいづくりは、本人の自立支援だけでなく、介護する側の負担軽減にもつながります。リフォームを検討する際は、福祉住環境コーディネーターやケアマネージャー、信頼できる施工会社と連携し、制度の活用も含めた最適なプランを立てましょう。気になる方はリフォームプラスを活用して、信頼できる業者を探してみましょう！
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