「家をフルリフォームしたいけど、どれくらい費用がかかるの?」「住みながらの工事は可能?」「築年数が古くてもできる?」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
リフォームプラスの本記事では、物置の設置について丁寧に解説。実際の事例や補助金制度も紹介し、安心してリフォームを進めるためのガイドをお届けします。
庭をスッキリさせたい、タイヤやアウトドア用品をまとめて保管したい——そんな時に活躍するのが屋外物置。ここでは「いくらかかるの?」を最短で把握できる費用相場と、見落としがちな基礎づくり・転倒対策・見積もりの勘所まで、初めての方でも判断できるように体系的に解説します。
結論:物置設置の「ざっくり相場」
- 小型(間口1.0〜1.5m・1坪未満):6〜14万円(本体3〜8万円/設置1.5〜3万円/基礎1〜2万円)
- 中型(間口1.5〜2.5m・1〜2坪):12〜28万円(本体8〜20万円/設置2.5〜4万円/基礎1.5〜3万円)
- 大型(間口2.5m以上・2坪超):30〜70万円前後(本体20〜50万円以上/設置4〜7万円以上/基礎3〜10万円以上)
※現場条件・搬入経路・地盤状態・オプション(棚・アンカー・雨樋など)で変動します。相見積もりで仕様をそろえるのがコツです。
費用の内訳と変動ポイント
1. 本体価格
- 素材:スチールが主流。耐食鋼板・断熱パネル仕様は高め。
- 扉:引き戸は駐車場横でも干渉しにくく高耐久。開き戸は間口が狭くても出し入れしやすい。
- 付属品:棚板・ディンプル錠・換気パネル・雨樋・地震対策金具などで加算。
2. 組立・設置費
- 標準は平地・組立済み搬入なし・電源不要の条件。
搬入距離が長い/段差・階段が多い/夜間工事などは追加費用。 - 傾斜地や既設土間へのアンカー固定は、削孔・接着系アンカー・コア抜きで費用アップ。
3. 基礎工事費
- ブロック基礎(最も一般的):1〜3万円前後。水平出しが命。
- 独立基礎/平板基礎(沈下に強い):2〜5万円前後。
- 土間コンクリート(大型・重量物向け):5〜10万円以上。水勾配と伸縮目地計画が必要。
サイズの選び方(収納量の目安)
- 小型:スタッドレスタイヤ4本、脚立、園芸土など「縦長&軽量」が中心。
- 中型:タイヤ+アウトドア用品+工具。棚を2段以上活用でゾーニングしやすい。
- 大型:自転車/ミニバイク、除雪機、ベビーカー、キャンプラック丸ごと収納。
出し入れ頻度の高い物は床面から腰高までにレイアウトすると使い勝手が安定します。
基礎づくりの正解:転倒と狂いを防ぐ設計
水平は「四隅+中央」で確認
水平器で四隅と中央を繰り返しチェック。1〜2mmの狂いでも扉の建付け不良や鍵のかかりに影響します。
地盤と雨水対策
- 土や砂利は砕石転圧(5〜10cm)で沈下を抑制。
- 物置周りに水が溜まらない水勾配(1/100〜1/50)と排水経路を確保。
アンカー固定は「地域条件」で必須に
- 強風・多雪・開けた立地では地面(コンクリート)と一体化する固定を選択。
- 既設土間はケミカルアンカー、土は独立基礎や土間打ちを併用。
DIYと業者依頼、どっちが得?
DIYのメリット
- コスト削減(設置費分)
- 棚位置やアンカー位置を自分好みに最適化
DIYの注意点
- 大型はパネル重量が大きく、2人以上での作業推奨。
- 水平不良は扉不具合の原因。基礎の精度で仕上がりが決まる。
- コンクリートへの固定は粉じん・騒音・工具が必要。安全管理を最優先。
業者依頼が安心なケース
- 大型・多雪地域・風当たりが強い立地
- 段差や狭小アプローチなど搬入難易度が高い
- 既設土間のアンカー固定や土間打ちが必要
設置前のチェックリスト
- 建ぺい率・用途地域・協定:屋根付き扱いの有無は自治体解釈で異なる場合あり。
- 境界からの離隔:越境・雨垂れ・メンテ動線を確保。
- 搬入経路:階段・狭所・曲がり角の寸法を実測。
- 電源有無:照明・換気扇・結露対策ファンを後付けするならルートを検討。
- 防犯:道路側は見通し確保、人感ライト・カメラ・ハイセキュリティ錠を併用。
見積もりで比較すべき5点
- 本体型番・カラー・棚枚数・錠仕様(キー本数)
- 基礎方法(ブロック/独立/土間)と数量・厚み・配筋の有無
- アンカー固定の方法(タイプ・本数)
- 搬入・残材処分・出張費などの付帯費
- 工期・保証範囲(建付け・雨水侵入・錆・傾き等)
ありがちな失敗と回避策
- 扉が擦れる/鍵が閉まりにくい:基礎の不陸が原因。再調整・スペーサー挿入で水平復旧。
- 床が湿気っぽい・結露:周囲排水と換気パネルの増設。床下に防湿シート+砕石も有効。
- 台風で揺れる:アンカー不足。追加固定または基礎強化を実施。
よくある質問
Q. 雨樋やエアコン室外機の前に置いても大丈夫?
排水や放熱を妨げる配置はNG。清掃・点検スペースを確保しましょう。
Q. 土の上に直置きはあり?
沈下・湿気・シロアリリスクが高まります。最低でもブロック基礎+砕石転圧を。
Q. 防災備蓄の保管は?
直射・高温多湿を避け、通気と棚荷重(耐荷重)を確認。重い水は下段に。
まとめ
物置設置費は「本体」+「設置」+「基礎」で構成。サイズが大きいほど基礎と固定が重要度を増します。相場を押さえ、水平・排水・アンカーの3点を丁寧に計画すれば、長く安全に使える収納が手に入ります。
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