「家をフルリフォームしたいけど、どれくらい費用がかかるの?」「住みながらの工事は可能?」「築年数が古くてもできる?」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
リフォームプラスの本記事では、洗濯機置き場について丁寧に解説。実際の事例や補助金制度も紹介し、安心してリフォームを進めるためのガイドをお届けします。
「屋外設置で不便」「動線が悪い」「ドラム式が置けない」—そんなお悩みは、洗濯機置き場の移設・増設リフォームで解決できます。本記事では、費用相場、工事の流れ、間取り別のおすすめ配置、見積りチェックポイントまでをプロ視点で整理。
費用相場
- 同室内での小移動(配管延長のみ):5万〜12万円
- 脱衣所内での位置変更(配管延長+防水パン新設):8万〜18万円
- 別室へ移設(給排水新設+電源・アース増設):15万〜35万円
- 屋外→屋内移設(断熱・防水含むことあり):18万〜40万円
- 水まわり同時リフォーム(洗面・内装含む):30万〜80万円
費用は配管距離・ルート難度・防水仕様・電源工事で増減します。集合住宅は管理規約や配管方式の制約により、追加工程が発生することがあります。
計画前に決める3つのこと
- 設置場所:脱衣所が基本。キッチン隣接、玄関近くのユーティリティ、バルコニー横の室内化なども選択肢。
- 機種前提:ドラム式か縦型か。将来買い替え時の大型化を見越して寸法計画。
- 給排水・電気ルート:既存配管の活用可否、勾配確保、分電盤からの回路増設の必要性。
必要寸法とクリアランス
- 防水パン最小目安:幅64×奥行64cm。大型ドラム式は幅・奥行とも70cm超を想定。
- 側方クリアランス:左右各2〜3cm、後方3〜5cm、前方はドア開閉やフィルター清掃に30cm程度。
- 天井高:上部収納・物干しバーがある場合は蓋開閉やホース取り回しを考慮。
工事で押さえる7つの技術ポイント
1. 給水
止水栓付き水栓に変更し、漏水時の局所遮断を可能に。分岐は将来の温水洗浄便座や食洗機と競合しない位置計画を。
2. 排水
勾配は配管径に応じて適正確保。排水トラップは必須。床下が難しい場合は床上配管+段差解消の納まり提案を受けましょう。
3. 防水
防水パン+周辺シーリングが基本。パンなし直置きの場合は防水フロア・床下防水層・立上りシールで止水計画を明確に。
4. 電気
専用回路(目安15A)を推奨。アース端子は必須。コンセント位置はコードのたるみと水濡れリスクを避ける高さへ。
5. 換気
乾燥機能使用時は湿気が増大。換気扇増強や給気経路確保、窓のない空間は24時間換気の風量確認を。
6. 防音・防振
集合住宅や寝室近接は防振ゴム、床補強、躯体直結を避けた納まりで振動伝播を低減。
7. メンテナンス性
フィルター清掃・ホース交換・漏水点検のため、点検口と手元止水を確実に。
間取り別おすすめ配置
- 脱衣所内:家事動線最短。洗面・浴室と直結で効率化。
- キッチン隣接の家事室:回遊動線で炊事と洗濯を同時進行。衣類収納を併設しやすい。
- 玄関近くのユーティリティ:部活や仕事着の土汚れに強い。汚れ物の動線短縮。
集合住宅での注意点
- 縦配管方式やPS(パイプスペース)位置により勾配確保が制約されることがある。
- 共用部の養生・工事時間帯・騒音規定を確認。管理組合事前申請が必要なケース多数。
工期の目安
- 同室内の小移動:半日〜1日
- 別室への移設:1〜2日
- 洗面所同時リフォーム:2〜4日
見積りの見方(必ず入っていてほしい項目)
- 給水・排水工事(材工一式の内訳と勾配・トラップの記載)
- 防水パン or 直床防水仕様、シーリング範囲
- 電源専用回路・コンセント・アース増設の可否と配線ルート
- 換気扇増強やダクト延長の有無
- 養生・廃材処分費・諸経費
- 製品保証・施工保証の期間
よくある質問
Q. ドラム式に替えたいが入らない。どうすれば?
間口拡張や上部収納の再配置、防水パン浅型化で納まるケースあり。将来の買い替えも見越して有効幅と奥行きに余裕を。
Q. バルコニーにある洗濯機を室内化できる?
可能。凍結対策・防水・排水勾配を満たすルートが取れるかが鍵。扉近くの室内ユーティリティ化が現実的です。
Q. DIYでやると安い?
軽微なホース延長は可能でも、排水勾配・止水・防水・専用回路はプロ案件。漏水・感電リスクと保険適用外に注意。
概算内訳サンプル(別室へ移設の例)
- 給排水配管新設一式:6万〜12万円
- 防水パン・排水トラップ:1.5万〜4万円
- 電源専用回路・コンセント・アース:2万〜5万円
- 内装(床張替・クロス補修):2万〜6万円
- 養生・諸経費・処分費:1万〜3万円
- 合計:15万〜30万円前後
失敗しないチェックリスト
- 将来の大型機対応で有効寸法に余裕がある
- 専用回路とアース端子が設置されている
- 排水トラップと勾配が図面上明記されている
- 防水パン or 直床防水の仕様が説明されている
- 管理規約・工事時間の事前承認が取れている(集合住宅)
- 製品保証と施工保証(1年など)が明記されている
まとめ
洗濯機置き場の移動・増設は、配管計画・防水・電源・換気を正しく押さえれば日々の家事効率が大きく向上します。小移動なら10万円未満で収まることも。別室移設は15万〜35万円が目安。将来の機種大型化も見据え、余裕のある寸法と止水・防水の確実な納まりで、長く安心して使える家事動線を手に入れましょう。
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