「家をフルリフォームしたいけど、どれくらい費用がかかるの?」「住みながらの工事は可能?」「築年数が古くてもできる?」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
リフォームプラスの本記事では、子供部屋の間仕切りについて丁寧に解説。実際の事例や補助金制度も紹介し、安心してリフォームを進めるためのガイドをお届けします。
子供が小さいうちは広い一部屋で遊びや学習を見守りたい。けれど成長とともに「集中できる空間がほしい」「兄弟姉妹で生活リズムが違ってきた」などの理由で、子供部屋を分けたくなるご家庭は多いものです。
一方で、間仕切りは一度作ると簡単に戻せないこともあります。採光や空調、音の問題、照明スイッチの位置など、見落としがちなポイントも少なくありません。
この記事では、子供部屋の間仕切り方法を“手軽なもの”から“しっかり工事するもの”まで整理し、費用目安と注意点、選び方のコツをわかりやすく解説します。
子供部屋を間仕切りするベストタイミングはいつ?
多くの家庭で間仕切りを検討し始めるのは、小学校高学年〜中学生頃です。理由は「学習時間が増える」「オンライン授業や塾で静かな環境が必要」「趣味や私物が増える」「睡眠時間帯がずれる」など。
ただし“年齢”よりも重要なのは、次の変化が出てきたかどうかです。
- 勉強中に話し声や生活音が気になる
- 就寝時間・起床時間が兄弟姉妹で違う
- 片方が来客・友人を招きたいと言い始めた
- 収納が足りず、物が混ざってトラブルになる
これらが当てはまるなら「今が分け時」の可能性があります。
子供部屋の間仕切りアイデア6選|メリット・デメリットを比較
1. カーテンで仕切る
最も手軽で低コスト。突っ張り棒やレールで簡単に設置でき、不要になれば撤去も可能です。
- メリット:安い、工事不要、模様替えしやすい
- デメリット:防音性が低い、光や空調が偏る、見た目が軽くなりやすい
2. ロールスクリーンで仕切る
上下に昇降できるため、必要なときだけ区切れるのが魅力。空間を広く使いたいときに便利です。
- メリット:開閉で調整できる、スッキリ見える
- デメリット:音は通りやすい、機種によって安全対策が必要
3. パーテーション(可動式・突っ張り式)で仕切る
家具のように設置できる可動式から、床天井に固定して安定する突っ張り式まで種類が豊富です。
- メリット:工事不要で見た目を作りやすい
- デメリット:倒れ対策が必要、処分や移動が大変な場合がある
4. 間仕切り収納(本棚・収納棚)で仕切る
収納不足を同時に解決したい家庭に人気。ただし、家具の厚みがある分、部屋の有効面積は減りやすいです。
- メリット:収納が増える、配置だけで仕切れる
- デメリット:圧迫感が出やすい、転倒対策が必須
5. 突っ張りアジャスター+パネルで“半壁”を作る
床や天井を大きく傷つけず、パネルで間仕切り壁のように見せられる方法です。デザイン性も出しやすい一方、施工の精度が求められます。
- メリット:壁っぽい仕上がり、DIYで調整できる
- デメリット:水平垂直の精度が必要、耐震面は補強前提
6. 間仕切り壁を新設する(リフォーム)
「本当に2部屋として成立させたい」なら、壁の新設が最も確実です。遮音性やプライバシーが高く、将来的に資産価値の観点でも整った印象になります。
- メリット:プライバシー確保、音が通りにくい、見た目がきれい
- デメリット:費用と工期がかかる、採光や空調を同時に考える必要がある
子供部屋の間仕切り費用相場|方法別の目安
費用は「材料」「サイズ」「取付方法」「電気工事の有無」で大きく変わります。目安としては以下の通りです。
- カーテン:2万〜4万円前後
- ロールスクリーン:4万〜8万円前後
- パーテーション:1万〜8万円前後
- 間仕切り収納:5万〜30万円前後(家具の品質で幅が大きい)
- 突っ張りアジャスター+パネル:4万〜10万円前後(工具代別)
- 間仕切り壁(壁のみ):10万〜25万円前後
- 間仕切り壁+ドア追加+電気工事:30万〜70万円前後
「壁を作る」場合、ドア・照明スイッチ・コンセントの追加が入ると費用が上がりやすい点は押さえておきましょう。
後悔しないために必ず確認したい5つのポイント
1. 採光|窓が片側にしかない部屋は要注意
窓が1つの部屋を完全に壁で分けると、片側が暗くなりがちです。対策としては次の方法があります。
- 壁の上部を開ける(完全に天井まで塞がない)
- 室内窓や採光窓を壁に設ける
- 半透明素材や格子で光を通す仕切りにする
「暗さ」は毎日のストレスになりやすいので、間仕切り計画で最優先に検討すると安心です。
2. 空調|エアコン1台で2部屋は成立しにくい
壁で完全に分けると空気が回らず、片側が暑い・寒いという問題が起きやすくなります。
- エアコンを増設できるか(配管経路も含めて)
- 換気口や通気ガラリを設けるか
- 完全個室にしない仕切りにするか
防音性を重視すると通気を遮りやすいので、優先順位を整理して決めることが大切です。
3. 照明とスイッチ|「片方から消せない」問題を避ける
部屋を分けた後に多い不満が「スイッチが片側にしかない」「一方が外に出ないと消せない」です。壁工事と同時にスイッチ位置を見直すと使い勝手が一気に上がります。
4. 防音|集中できる環境にしたいなら“壁系”が有利
カーテン・スクリーン・可動パネルは音が通りやすい傾向があります。学習や睡眠への影響が気になる場合は、次の対策もセットで考えましょう。
- 仕切りを厚手素材にする
- 床にラグを敷いて反響を減らす
- 本棚を壁側に置き“音の吸収体”を増やす
- 可能なら間仕切り壁+ドアで個室化する
5. 将来の使い方|“戻せる設計”か“固定する設計”か
子供が独立した後、子供部屋は書斎やゲストルーム、収納部屋になることも多いです。将来の使い方を想定すると、間仕切りの最適解が変わります。
- 将来また広い一部屋に戻したい:可動式・撤去可能な仕切りが向く
- 将来も2部屋として使いたい:壁新設で“部屋として成立”させる
間仕切り壁で「2部屋」を作るときのおすすめ設計
リフォームで壁を新設する場合、使いやすさを左右するのは壁そのものより生活導線と設備です。
- 入口の確保:それぞれが独立して出入りできるか
- 収納の割り当て:クローゼットが片側に偏らないか
- コンセント計画:机位置・ベッド位置に足りるか
- 採光の工夫:室内窓や上部採光で暗さを防ぐ
特に机の配置は「コンセント不足」「配線が散らかる」につながりやすいので、家具配置を決めてから電気計画をすると失敗しにくいです。
まとめ|子供部屋の間仕切りは「採光・空調・生活動線」で答えが変わる
子供部屋の間仕切りには、手軽なカーテンやロールスクリーンから、収納家具、パーテーション、壁新設まで幅広い方法があります。大切なのは、見た目や費用だけで決めず、採光・空調・照明・防音・将来の使い方まで含めて選ぶことです。
まずは「どの不満を解消したいのか」を整理し、必要な性能が高い場合は壁リフォームも含めて検討すると、長く満足できる子供部屋づくりにつながります。
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