外構はどこまでDIYできる?できる工事・NG工事・賢い分担の基準

「家をフルリフォームしたいけど、どれくらい費用がかかるの?」「住みながらの工事は可能?」「築年数が古くてもできる?」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
リフォームプラスの本記事では、庭木の伐採費用について丁寧に解説。実際の事例や補助金制度も紹介し、安心してリフォームを進めるためのガイドをお届けします。

「費用を抑えたい」「自分の手で理想の外構を作りたい」。そんな方のために、DIYで安全・きれいに仕上がる範囲と、プロに任せるべき工事を明確に整理しました。道具・時間・難易度の目安、失敗しない段取り、DIYとプロの“いいとこ取り”分担例まで、初めてでも判断できる実用ガイドです。

ひと目で分かる:DIY可否の早見表

工事項目DIYのしやすさ主なリスク・注意点ポイント
防草シート+砂利敷き◎(初心者向け)勾配不良・シートの継ぎ目から雑草地均し→転圧→シート重ね10cm以上→見切り材で端部保護
人工芝敷設○(中級)継ぎ目の浮き・波打ち下地転圧と端部固定が命。U字ピンは30〜40cmピッチ
花壇・レンガ見切り(モルタル無)◎(初心者向け)ラインの蛇行糸張りで通りを出す。砕石+砂で簡易基礎
平板・インターロッキング敷き○(中級)不陸・水溜り勾配1〜2%と転圧。端部に縁石で”崩れ”防止
ウッドデッキ(既製キット)○(中級)水平不良・ぐらつき独立基礎ブロック+束石でレベル調整。説明書厳守
物置設置(小〜中型)○(中級)ドア建て付け不良・転倒基礎ブロックの水平命。アンカー固定を検討
門柱の表札・ポスト交換◎(初心者向け)穴位置ずれ既存寸法採寸→テンプレート使用
屋外照明(ソーラー・低電圧)○(初心者向け)配線の露出・防水不足DC12Vやソーラー採用。配線はカバーで保護
カーポート設置× プロ推奨基礎強度不足→倒壊リスク風荷重・積雪計算と地中基礎が必須
コンクリート土間打設× プロ推奨クラック・水勾配不良配合・打設量・仕上げ・養生は経験差大
ブロック塀(積み増し)× プロ推奨耐震・倒壊基礎・鉄筋・控え壁など法適合が必要
電気工事(100V/配線)× 有資格者感電・火災第二種電気工事士の範囲。素人施工は不可
給排水の掘削・接続× プロ推奨漏水・逆勾配・凍結勾配管理・凍結深度など専門管理が必要

DIYの判断基準:3つのチェック

  1. 安全 高所・重機・電気・ガス・水道に触れるか。触れるならプロへ。
  2. 耐久 倒壊・沈下・漏水で人命や建物に影響するか。影響するならプロへ。
  3. 再現性 一発勝負(コンクリート等)か、やり直せる作業か。前者はプロへ。

DIYを成功させる段取り

1)下地8割・仕上げ2割の意識

外構は見えない「下地」で決まります。整地・転圧・勾配づくりに時間を配分しましょう。

2)必要道具の最小セット

  • 整地・転圧:スコップ、レーキ、プレートコンパクター(レンタル)
  • レベル出し:水準器、墨出し器、糸・杭
  • 切断・固定:ディスクグラインダー(平板/レンガ)、インパクトドライバー、U字ピン
  • 保護:手袋、保護メガネ、ひざ当て、耳栓

3)時間配分の目安(延べ20㎡の例)

  • 整地・勾配出し:4〜6時間
  • 砕石敷き・転圧:3〜4時間
  • 防草シート・見切り:2時間
  • 仕上げ材敷設(砂利/人工芝):3〜5時間

無理せず2日工程で。雨予報なら延期判断を。

プロに任せるべき代表工事と理由

カーポート・テラス

基礎寸法・地耐力・風圧・積雪の設計が不可欠。施工保証・メーカー保証の観点でもDIYは非推奨です。

コンクリート土間・スロープ

配筋・目地計画・勾配(1〜2%)・表面仕上げ・養生管理まで一連の経験が必要。やり直しコストが大。

ブロック塀・擁壁

基礎・鉄筋・控え壁など法適合必須。倒壊事故のリスクを考慮しプロ一択。

電気・給排水

電技法や水勾配・凍結深度などの遵守事項が多く、漏水・感電リスクを伴います。

賢い“分担”のやり方(コスト最適化)

  • 基礎はプロ、仕上げはDIY:土間コンクリートまでプロ→上に平板・砂利・人工芝はDIY。
  • 資材は業者手配:砕石・平板・人工芝を現場搬入だけ依頼し、敷設はDIY。
  • 設計だけ依頼:ゾーニング・勾配・数量をプロに作図してもらい、施工はDIYで段階実行。

法令・保証・近隣の注意

  • 境界・越境 フェンス・樹木・排水の越境はトラブルの元。事前合意を。
  • 景観・高さ制限 地域条例で工作物の高さ・意匠が制限される場合あり。
  • メーカー保証 穴あけ改造・誤施工は保証失効の恐れ。保証規定を確認。
  • 騒音・粉塵 切断・転圧は音が出ます。作業前に近隣へ一声掛けと散水養生を。

初めての方におすすめの“小さく始める”3ステップ

  1. 家周りの防草+砂利:効果実感とメンテ軽減の費用対効果が高い。
  2. 門袖前の平板通路:毎日使う動線を快適に。勾配づくりの練習にも最適。
  3. 人工芝の見本区画:1〜2㎡で端処理のコツを掴み、面積拡大へ。

よくある失敗と回避策

  • 雑草再発:シートの重ね不足→10〜15cm以上重ね、ピンは30〜40cmピッチで。
  • 水溜り:勾配0%→糸・水平器で1〜2%の逃げを必ず確保。
  • 人工芝の“継ぎ目線”:毛並みの方向違い→同方向で並べ、継ぎ目はS字にカット。
  • デッキのぐらつき:束石不足・高さ不揃い→束石増設・樹脂束で微調整。

まとめ

外構DIYは下地重視・安全最優先・小さく試すが鉄則です。防草・砂利・人工芝・小規模舗装・キット製品はDIY向き。一方で、構造・安全・法令・保証が絡む工事はプロに任せるのが最短・最安になることが多いです。基礎だけプロ、仕上げはDIYなどの分担で、コストと満足度の両立を目指しましょう。

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