「家をフルリフォームしたいけど、どれくらい費用がかかるの?」「住みながらの工事は可能?」「築年数が古くてもできる?」そんな疑問を持つ方は少なくありません。
リフォームプラスの本記事では、壁紙の剥がし方について丁寧に解説。実際の事例や補助金制度も紹介し、安心してリフォームを進めるためのガイドをお届けします。
壁紙(クロス)を張り替えたいと思ったとき、「まず剥がすのが大変そう」と感じる方は多いはずです。実はクロスは、基本的に“剥がすことを想定した構造”になっており、ポイントさえ押さえればDIYでも進められます。
この記事では、壁紙の剥がし方を手順で解説しつつ、剥がした後に起こりやすい凸凹・傷の補修(下地処理)、さらにプロに頼んだ方がいいケースまでまとめます。
壁紙を剥がす前に知っておきたい「3層構造」
一般的な室内壁は、ざっくり次のような構造になっています。
- 石膏ボード(壁の土台)
- 裏紙(下地紙)
- 表面の壁紙(クロス)
DIYで剥がすときは、基本的に表面の壁紙だけを剥がし、裏紙は残すのが狙いです。裏紙まで一緒に剥がしてしまうと、石膏ボード表面が傷みやすく、補修の手間が増えます。
壁紙を剥がすときに必要な道具
最低限そろえておくと安心な道具は次の通りです。
- 養生シート(または大きな紙・段ボール):ゴミ受けと床保護
- カッター:つなぎ目をめくる・切れ込みを入れる
- スクレイパー(ヘラ):剥がれない部分をこそぐ
- 霧吹き(スプレーボトル):糊をゆるめる
- 補修パテ:凹み・剥がれ跡の穴埋め
- パテベラ:パテを薄く平らに伸ばす
- サンドペーパー(やすり):仕上げの段差調整
- 雑巾・掃除機:粉やゴミの回収
壁紙の剥がし方:基本の手順
作業時間は壁1面でおおむね約1時間が目安です(壁紙の状態で前後します)。コンセントカバーなど外せるものは事前に外しておきましょう。
手順1:養生して「ゴミ置き場」を作る
剥がした壁紙は想像以上に散らかります。床に養生シートを敷き、剥がした壁紙を“その場で置けるスペース”を確保しておくと、片付けが一気に楽になります。
手順2:霧吹きで水を吹きかけ、糊をゆるめる
剥がれが悪い場合は、壁紙表面に霧吹きで水を吹きかけます。糊がゆるみ、剥がしやすくなります。
- ポイント:びしょ濡れにする必要はありません。様子を見ながら少しずつ。
- 注意:電気まわりに水がかからないように配慮します。
手順3:「つなぎ目(ジョイント)」を探す
壁紙は複数枚で貼られていることが多く、どこかに必ずつなぎ目があります。剥がし始めは、つなぎ目からが最も楽です。
手順4:つなぎ目からカッターで“めくり口”を作る
つなぎ目に沿って、カッターでそっと浮かせるようにして壁紙をめくります。ここで焦って深く切ると、裏紙や石膏ボードを傷める原因になります。
つなぎ目が見つからない場合
つなぎ目が分かりにくいときは、壁紙に浅い切れ込みを入れて、そこからめくり口を作ります。刃を入れすぎないように注意し、少しずつ剥がし始めます。
手順5:ゆっくり大きく剥がしていく
イメージは“大きいシールをゆっくり剥がす”感じです。勢いよく引っ張ると、裏紙や下地まで持っていかれやすくなります。
- 剥がれない部分はスクレイパーで少しずつこそぐ
- 途中で固いと感じたら、霧吹きを追加して糊をゆるめる
手順6:剥がした面がフラットか確認する
剥がし終えたら、次をチェックします。
- 裏紙がめくれて浮いていないか
- 石膏ボードが欠けて凹んでいないか
- つなぎ目付近にパテ・コーキング跡が残っていないか
この時点で凹凸が目立つなら、次の下地処理(補修)へ進みます。
壁紙を剥がした後の下地処理:凸凹を整える方法
張り替えの仕上がりは、下地でほぼ決まります。とはいえDIYでは完璧を目指しすぎると疲れてしまうので、「触って引っかからない程度」を目安にすると進めやすいです。
手順1:浮いている紙・めくれを取り除く
めくれている裏紙や余計な部分があると、上から貼ったときに段差になります。剥がれそうな部分だけ、無理のない範囲で取り除きます。
手順2:パテで凹み・欠けを埋める
凹みや傷に壁用パテを入れ、パテベラで薄く広く伸ばします。深い凹みは一度に盛らず、乾燥させながら数回に分けると割れにくくなります。
手順3:乾燥後にやすりで平らにする
パテが乾いたらサンドペーパーで軽くならします。粉が残ると新しい壁紙の接着が弱くなるため、掃除機+乾拭きでしっかり取り除きましょう。
壁紙(クロス)を張り替えるときの基本ポイント
張り替え用の壁紙は、のり付きタイプを選ぶと難易度が下がります。貼り付けは、上下左右を少し大きめに残して(余白を確保して)位置調整し、空気を抜きながら圧着していくのがコツです。
のりが乾く前なら微調整できる製品も多いので、慌てず“仮置き→調整→圧着”の順で進めます。
DIYよりプロに依頼した方がいいケース
次のような条件に当てはまる場合は、最初からプロに頼んだ方が結果的に安く・きれいに済むことがあります。
- 家全体など広範囲を張り替えたい
- エアコン・配線・コンセントが多い部屋で切り欠きが多い
- 下地の傷みが大きい(石膏ボードが欠けている、浮きが広い)
- 仕上がりの美しさを最優先したい
- 作業時間を確保できない、片付けが苦手
特に下地が荒れている場合は、DIYだと補修に時間がかかりやすいので、部分的にでも相談する価値があります。
まとめ|壁紙の剥がし方は「つなぎ目・水・ゆっくり」が成功のコツ
壁紙(クロス)剥がしは、つなぎ目からめくり、必要に応じて霧吹きで糊をゆるめ、ゆっくり大きく剥がすのが基本です。剥がした後はパテとやすりで凸凹を整えると、新しい壁紙の仕上がりがぐっと良くなります。
まずは壁1面など小さな範囲から試し、難しいと感じたらプロ依頼も視野に入れて、無理なく進めていきましょう。
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