初心者でもできる襖(ふすま)張替えDIY完全ガイド|種類の見分け方・道具・手順・失敗しないコツ

「家をフルリフォームしたいけど、どれくらい費用がかかるの?」「住みながらの工事は可能?」「築年数が古くてもできる?」そんな疑問を持つ方は少なくありません。
リフォームプラスの本記事では、襖のDIYについて丁寧に解説。実際の事例や補助金制度も紹介し、安心してリフォームを進めるためのガイドをお届けします。

襖の張替えDIYは「種類の確認」と「襖紙選び」が最重要

襖(ふすま)の汚れや黄ばみ、破れが目立ってくると、部屋全体が古く見えがちです。とはいえ、襖の張替えは業者に頼むものと思われる方も多いかもしれません。

実は襖はDIYでも張替えできます。ただし、襖にはいくつかの種類があり、襖紙にも貼り方のタイプがあります。ここを間違えると「うまく貼れない」「芯材を傷める」「シワや浮きが残る」といった失敗につながります。

この記事では、初心者でも失敗しにくい襖張替えDIYの進め方を、準備から仕上げまで順番に解説します。

襖を張り替えるタイミング|放置すると起こりやすいこと

襖紙は年数とともに劣化し、手垢や日焼け、シミが出やすくなります。次の症状があれば張替えのサインです。

  • 黄ばみや黒ずみが取れない
  • 破れが広がってきた
  • カビっぽいニオイや斑点がある
  • 部屋の雰囲気を変えたい

特にカビは放置すると再発しやすく、芯材まで影響すると襖そのものの交換になる場合もあります。気になったタイミングでの張替えがおすすめです。

まずは襖の種類を見分けよう|DIYの難易度が変わる

襖は構造によって、できる作業(枠が外せるか、のり貼りが向くか)が変わります。代表的な種類を押さえましょう。

本襖(ほんふすま)

木の骨組みに下張り紙を重ねた伝統的な襖です。表面に触れるとわずかな凹凸を感じることがあります。枠を外して作業しやすいケースが多く、のり貼りでしっかり仕上げたい人向きです。

戸襖(とぶすま)

ベニヤ板などの板を芯材にした襖で、比較的しっかり重みがあります。表面が平らなことが多く、アイロンやシールタイプとの相性が良い場合があります。

段ボール襖・発泡スチロール襖

賃貸などで見かける軽い襖です。水や熱に弱い素材が使われることがあるため、襖紙のタイプ選びは慎重に行います。強い水分を使う方法や高温のアイロンは避けたほうが安全です。

簡易チェック方法

  • 触って凹凸がある→本襖系の可能性
  • 重くて板感がある→戸襖系の可能性
  • かなり軽い→段ボール・発泡系の可能性

判断が難しい場合は、引き手を外すと内部の雰囲気が分かることがあります。

襖紙の種類|初心者は「貼り方」で選ぶと失敗しにくい

襖紙は素材(和紙、織物、ビニールなど)だけでなく、貼り方のタイプで作業性が大きく変わります。

のり貼りタイプ(刷毛でのりを塗る)

仕上がりの自由度が高く、位置調整もしやすいのがメリットです。道具と手間は増えますが、きれいに仕上げたい人向きです。

再湿のりタイプ(水でのりを戻して貼る)

切手のように水分でのりを効かせて貼ります。貼り直しがしやすい反面、水を使うため、段ボール襖や発泡系には向かない場合があります。

アイロン貼りタイプ

熱で接着するので、のりの準備がいらず手軽です。表面が平らな襖で扱いやすい一方、熱に弱い芯材の襖では不向きです。

シールタイプ

裏紙をはがして貼れるため初心者に人気です。ただし一度貼ると位置調整が難しい商品もあるため、最初の貼り付け位置が重要です。

初心者におすすめの選び方

  • 手軽さ重視→シールタイプ、アイロンタイプ
  • 仕上がり重視→のり貼り、再湿のり(襖の素材がOKなら)
  • 芯材が水や熱に弱そう→シールタイプ寄りで慎重に

襖張替えDIYの費用相場|自分でやるとどれくらい?

DIYの場合は基本的に材料費中心です。目安としては次のイメージです(襖紙のグレードや購入店で変動します)。

  • 襖紙(2〜4枚セット)…数千円程度から
  • のり・刷毛・ヘラなど…必要に応じて数百円〜
  • 引き手交換…数百円〜(デザインで変動)

一方、業者依頼は仕上がりが安定する反面、枚数や襖紙のグレードで費用は大きく変わります。自分の時間や仕上がりの優先度で判断するのがおすすめです。

DIY前に準備するもの|最低限これだけは揃える

共通で必要になりやすいもの

  • 襖紙(タイプ確認)
  • カッター、替刃(切れ味が重要)
  • 定規または金定規
  • 養生シートや新聞紙(床を汚さない)
  • マスキングテープ(印付けや仮固定)

のり貼りの場合に追加

  • 襖のり(指定の希釈が必要なタイプも)
  • 刷毛(のり塗り用)
  • 撫で刷毛またはヘラ(空気抜き・密着)
  • 補修紙(破れ補修)

枠や引き手を外す場合にあると便利

  • マイナスドライバー(こじ開け・補助)
  • ペンチ(釘や金具の扱い)
  • 金づち(枠の戻し)

襖張替えDIYの手順|基本の流れ

ここでは、のり貼りをベースに「失敗しにくい順序」で解説します。シールやアイロンでも共通するポイントが多いので、全体像として押さえてください。

手順1:襖を外して作業スペースを確保する

襖は水平な場所で作業するほうが仕上がりが安定します。床に養生をして、襖を置けるスペースを作ります。

手順2:引き手(取っ手)を外す

引き手は固定方法がいくつかあります。無理に引っ張ると襖が割れることがあるため、外れ方が分からない場合は慎重に作業します。交換予定なら、取り外しは特に丁寧に行いましょう。

手順3:枠を外せる襖は、枠に目印を付けてから外す

本襖など、枠が外せる構造の場合は、戻すときに迷わないよう、マスキングテープで「どの枠がどの位置か」印を付けておくと安心です。

手順4:既存の襖紙の状態を確認する

基本は上から重ね貼りで進められますが、何層にもなって厚みが出ている場合は、古い層を整理したほうが枠が収まりやすくなります。無理に剥がすと下地を傷めることもあるので、剥がすなら「一番下を残す」意識で慎重に。

手順5:破れや凹みがあれば補修する

小さな破れでも、そのまま貼ると段差として出やすくなります。補修紙をひと回り大きめに用意し、段差が目立たないように整えます。

手順6:襖紙を仮置きしてカット位置を決める

いきなりカットせず、まずは襖紙を広げて柄の向きや中心を確認します。余白を確保しながら、カット位置を決めると失敗が減ります。

手順7:襖紙を貼る(タイプ別ポイント)

のり貼りの場合

のりは薄すぎると剥がれ、濃すぎるとシワや乾燥ムラが出やすくなります。指定の希釈がある場合は守り、端部は剥がれやすいため丁寧に密着させます。貼り付け後は中央から外側へ空気を逃がすように撫でていきます。

再湿のりの場合

水分を使いすぎると下地に影響することがあります。襖の素材が水に弱そうな場合は避けるか、説明書通りの水量で短時間施工を意識します。

シールタイプの場合

一気に全部の裏紙を剥がさず、少しずつ剥がしながら貼るとズレにくくなります。位置がズレると修正が難しいので、最初の基準を丁寧に合わせます。

アイロンタイプの場合

熱を当てる時間と温度が仕上がりを左右します。芯材が熱に弱い襖だと変形する恐れがあるため、対応可否を必ず確認します。

手順8:余った部分をカットして角を整える

切れ味の悪い刃でカットすると紙が引っ張られて毛羽立ちやすくなります。替刃を惜しまないことが、結果的にきれいな仕上がりにつながります。

手順9:乾燥させて枠・引き手を戻す

のり貼りは乾燥で襖紙が少し縮むため、貼った直後よりも乾燥後にピンと張ることがあります。しっかり乾燥させてから枠を戻し、最後に引き手を取り付けます。

失敗しないためのコツ|初心者がつまずきやすいポイント

コツ1:初心者は「シール」か「アイロン」を選ぶと作業が安定しやすい

道具や工程が少ないぶん、初回でも完成まで持っていきやすいのがメリットです。仕上がり重視ならのり貼りでもOKですが、時間と手間は多めになります。

コツ2:枠を外したら必ず印を付ける

戻す位置がズレると、角がきれいに収まらず見た目が崩れやすくなります。マスキングテープで上下左右を明確にしておくのが安全です。

コツ3:カットは必ず「替刃」で

襖紙の仕上がりは、端の切り口で決まります。切れない刃で引っ張るのが、毛羽立ちの大きな原因です。

コツ4:片面だけ張替える場合は「反り」に注意

のり貼りは乾燥の力が働くため、片面だけ張替えると襖が反ることがあります。きれいに整えたい場合は両面同時の張替えも検討しましょう。

DIYが不安なときは業者依頼も選択肢|判断の目安

次のケースは、無理にDIYせず業者を検討したほうが安心です。

  • 襖本体が歪んでいる、枠が割れている
  • カビが広範囲で、下地まで傷んでいそう
  • 高級襖紙で確実に仕上げたい
  • 時間が取れず、短期間で仕上げたい

まとめ|襖張替えDIYは「見分け・襖紙選び・下地の整え」で成功する

襖の張替えDIYは、一見ハードルが高そうでも、襖の種類を確認し、襖紙のタイプを適切に選べば初心者でも十分に可能です。特に、枠の扱いとカットの丁寧さが仕上がりを左右します。

まずは自宅の襖が「水や熱に強いか」「枠が外せるか」を確認し、作業しやすい襖紙から挑戦してみてください。部屋の印象が変わる達成感は大きいはずです。

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