「家をフルリフォームしたいけど、どれくらい費用がかかるの?」「住みながらの工事は可能?」「築年数が古くてもできる?」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
リフォームプラスの本記事では、中古住宅リフォームにおける工期について丁寧に解説。実際の事例や補助金制度も紹介し、安心してリフォームを進めるためのガイドをお届けします。
「リフォームしたいけれど、工事期間がどれくらいかかるか不安…」 「リフォーム中は普段の生活はどうなるんだろう?」
そうお考えの方も多いのではないでしょうか。リフォームの工期は、場所や工事の規模によって大きく異なります。事前に目安を知っておくことで、安心してリフォーム計画を進められます。
この記事では、リフォームのプロが、キッチン、トイレ、浴室などの水回りから、リビング、外壁、屋根、外構、収納まで、場所別・規模別にリフォーム期間の目安を詳しく解説します。さらに、工事をスムーズに進めるための重要な注意点もご紹介します。
1. 水回りのリフォーム工期の目安
キッチンのリフォーム工期
キッチンは、生活の中心となる場所。リフォーム中は使えなくなるため、工期は特に気になりますよね。
小規模なキッチンリフォーム(約1週間〜10日前後)
キッチンの位置は変えずに、システムキッチン本体を交換する場合など、比較的軽微な工事を指します。
- 既存キッチンの解体・撤去: 1日
- キッチン床の下地補修・給排水工事: 3日
- キッチン機器の取付・調整: 2日
合計で約6日間が目安ですが、キッチンの種類や現場状況によっては1週間〜10日前後かかるケースが多いです。リフォーム中は、簡易的な調理スペースを確保するなどの工夫が必要です。
大規模なキッチンリフォーム(約2〜3週間)
キッチンの向きを変える、間取り変更を伴うなど、大規模な工事では工期が長くなります。
- 旧キッチン・新キッチンの下地補修: 3日
- 内装工事・壁の撤去・新設: 4日
- 給排水管工事・キッチン取り付け下地工事・電気工事: 1〜2日
上記に加え、システムキッチンの形状(I型、L型、対面式など)によっては設置が難しく、給湯・給水管や下水管の移設、床・壁・天井の工事も発生する場合があるため、さらに日数が加算されることも。
間取り変更を伴う場合は、合計で2〜3週間が目安となります。
トイレのリフォーム工期
トイレは毎日使う場所なので、なるべく早く終わらせたいですよね。
小規模なトイレリフォーム(半日〜3日)
便器や便座の交換のみであれば、比較的短期間で完了します。
- 洋式から洋式へのトイレ交換: 半日〜1日
- 和式から洋式へのトイレリフォーム: 2〜3日
- トイレ室内の壁や床の交換: 1〜2日
便器交換のみなら1時間半〜2時間程度で終わることも多く、最短半日で完了します。
大規模なトイレリフォーム(約3〜5日)
配管位置の変更や、内装全体のリフォームを伴う場合は工期が長くなります。
- 配管・内装工事を伴うトイレのリフォーム: 3〜5日
工事中、一時的に水道が止まることがあります。事前にリフォーム会社に確認し、計画を立てておきましょう。
浴室のリフォーム工期
一日の疲れを癒す浴室。快適なバスタイムのために、工事期間を確認しておきましょう。
小規模な浴室リフォーム(1日〜4日)
ユニットバスからユニットバスへの交換や、浴槽本体の交換など、比較的軽微な工事です。
- ユニットバスの浴槽のみ交換: 1日
- ユニットバスからユニットバスへのリフォーム(浴室全体): 4日
ユニットバス全体の交換でも、解体から据付、水道・電気工事、内装工事まで含めて約4日間で完了することが多いです。
大規模な浴室リフォーム(約4〜7日)
タイル風呂からユニットバスへの変更など、基礎工事を伴う場合は工期が長くなります。
- タイル風呂からユニットバスへのリフォーム: 4〜7日
土台にコンクリートが使われている場合は、木工事や配線、土間の基礎工事も必要となり、日数がかかります。コンクリートの乾燥時間も考慮する必要があるため、リフォーム時期や気候によって工期がずれる可能性もあります。
2. リビングのリフォーム工期の目安
リビングのリフォーム工期は、リフォームする部位やリビングの広さによって大きく変動します。
- フローリングの張り替え: 3日前後
- 床暖房の追加: 1〜4日
- 壁紙の張り替え: 1〜2日
その他、壁収納の追加や配線変更、窓の増設などがあると工期は長くなる傾向があります。部分的なリフォームであれば短期間で済みますが、複数箇所を同時に行う場合は余裕を持った計画が必要です。
3. 外装のリフォーム工期の目安
外壁・屋根のリフォーム工期(約1週間〜4週間)
外壁や屋根は、住まいの美観と機能性を保つ上で重要な部分です。
- 屋根・外壁の塗装: 1〜4週間
- 屋根・外壁の交換・葺き替え: 1〜4週間
- 屋根の重ね葺き(カバー工法): 3〜5日
- 太陽光発電の設置: 1〜2週間
外壁や屋根は雨の影響を受けやすいため、天候によって工事が順延になる可能性があります。特に塗装は乾燥時間が重要となるため、他の箇所のリフォームよりもスケジュールに余裕を持つことが大切です。
ポイント: 外壁と屋根の工事は足場を組む必要があるため、どちらもメンテナンスを検討している場合は、まとめて依頼する方が工期的にも費用面から見ても効率的です。
外構・エクステリアのリフォーム工期(1日〜3ヶ月)
外構・エクステリアは、住まいの外観を彩る重要な要素です。
- 植栽・芝張り: 1日
- ウッドデッキの新設: 1日
- カーポート・カーゲート: 1〜3日
- 車庫・ガレージ: 1〜3ヶ月
- 玄関ドア・門扉の交換: 1日
- ブロック塀+フェンスの設置・交換: 2週間
小規模な植栽や芝張りであれば1日で完了しますが、シャッター付きの車庫・ガレージの新設など、大規模な工事になると1〜3ヶ月程度かかることもあります。工事費用が100万円程度の外構リフォームであれば2〜3週間、200万円程度の規模なら3〜4週間が目安です。
4. 収納のリフォーム工期の目安(1日〜20日以上)
収納スペースの確保は、快適な住まいづくりに欠かせません。
- 玄関収納: 1〜2日
- 床下の収納: 1〜2日
- パントリー(食品庫): 2〜5日
- ウォークインクローゼット: 3〜7日
- 屋根裏・ロフト収納: 1〜3日(既存のものを改修する場合)
- 押入れをクローゼットへ変更: 3〜4日
デッドスペースを活用したパントリーやシューズクローゼットの設置は、2、3日〜1週間程度が目安です。 ただし、屋根裏・ロフトを新設する場合は、構造の補強や内装工事なども必要になるため、さらに10〜20日以上の日数がかかることがあります。
5. リフォームの工期を考える際に気をつけること
リフォームの工期は、単に工事内容だけでなく、いくつかの要因で変動する可能性があります。
リフォーム会社の体制
リフォーム会社によっては、工事の進め方や職人の手配方法が異なります。専門の職人が分担して作業を進める場合と、複数の職人が一つの工事を担当する場合があり、これによって工期が前後することがあります。
スケジュール変更のリスク
見積もり段階の内容と、実際の工事内容が総合的に判断された結果、工事のスケジュールが変更になることも少なくありません。特に、想定外の追加工事が発生した場合などは、工期が延びる可能性があります。
余裕を持った計画が重要
これらのリスクを考慮し、リフォーム計画を立てる際は、おおよその日程を施工会社に確認した上で、多少の変更があっても対応できるよう、ゆとりを持つことが非常に重要です。
工事中の生活について確認
リフォーム中は、工事箇所によって生活に影響が出る場合があります。特に水回りの工事では、一時的に水が使えなくなることも。事前にリフォーム会社に、工事中の生活への影響と対策について詳しく確認しておきましょう。
まとめ
リフォームの工期は、工事の場所や規模によって大きく異なりますが、適切な計画と情報収集を行うことで、不安なく進めることができます。
- 水回りリフォーム:
- キッチン: 小規模で約1週間〜10日前後、大規模で約2〜3週間。
- トイレ: 小規模で半日〜3日、大規模で約3〜5日。
- 浴室: 小規模で1日〜4日、大規模で約4〜7日。
- リビングリフォーム: リフォーム箇所により1〜4日程度。
- 外装リフォーム:
- 外壁・屋根: 塗装や交換で1〜4週間。
- 外構・エクステリア: 1日〜3ヶ月(大規模な工事の場合)。
- 収納リフォーム: 1日〜1週間程度が目安ですが、新設を伴う場合は20日以上かかることも。
リフォームは一生に一度の大切な買い物です。工期の目安を把握し、余裕を持った計画を立てることで、理想の住まいを安心して手に入れましょう。
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