「家をフルリフォームしたいけど、どれくらい費用がかかるの？」「住みながらの工事は可能？」「築年数が古くてもできる？」
そんな疑問を持つ方は少なくありません。
リフォームプラスの本記事では、フルリノベーションについて丁寧に解説。実際の事例や補助金制度も紹介し、安心してリフォームを進めるためのガイドをお届けします。
フルリノベーションとは？リフォームとの違いを知ろう
住宅の改修方法にはさまざまな種類がありますが、なかでも「フルリノベーション」は、住まいを一新する手段として近年注目を集めています。
フルリノベーションとは、建物の構造部分（柱や梁）を残して、内装や設備、間取りをすべて刷新する大規模な改修工事のこと。スケルトン状態にして、自由に間取りを変更できるのが特徴です。
リノベーションとリフォームの違い
- リフォーム：老朽化した部分の原状回復や修繕（例：壁紙の張り替え、浴室交換）
- リノベーション：価値の再構築。暮らしに合わせて住まいの機能や性能を向上させる
- フルリノベーション：住まい全体をリノベーション。間取り変更や設備の一新も可能
フルリノベーションのメリット
- 自由な間取り設計が可能
水回りの配置変更や二世帯住宅化など、ライフスタイルに応じたカスタマイズができます。 - 建て替えよりコストを抑えられる
基礎や構造を活かすため、新築よりも低予算で実現可能。 - 中古物件の価値を再生できる
古い物件も、内外装を一新することで快適な住まいに変貌。 - 好立地の物件を選びやすい
築古物件なら都心や駅近エリアでも比較的安価に取得可能。
フルリノベーションのデメリット
- 費用が高額になる場合も
リフォームよりも範囲が広いため、予算には余裕を持つ必要があります。 - 工期が長い
平均で2〜6か月の工期が必要。仮住まいの手配も考慮すべきです。 - 追加工事のリスク
解体後に見つかる構造劣化やシロアリ被害による追加工事が発生することも。
フルリノベーションの費用相場
費用は物件の広さや改修内容によって異なりますが、以下が一般的な相場です。
戸建ての場合
- 30坪前後：1,000〜1,500万円
- 40坪以上：1,500〜2,500万円
マンションの場合
- 2LDK（50〜60㎡）：800〜1,200万円
- 3LDK（70〜80㎡）：1,000〜1,500万円
※スケルトンリノベーションや断熱・耐震改修などが加わると、費用はさらに上がります。
フルリノベーションの事例紹介
事例①｜築30年マンションを開放的なワンルームに
2LDKの間仕切りを取り払い、大開口の窓を活かしたワンルームに変更。シンプルモダンな空間に。
事例②｜築40年戸建てを二世帯住宅にリノベ
1階に親世帯、2階に子世帯の生活空間を分離し、キッチン・水回りも2セット設置。
事例③｜中古マンションをカフェ風リノベ
古材とアイアンを使ったインテリアに一新し、カフェのような空間に仕上げた一人暮らしのリノベ。
まとめ：フルリノベーションは「理想の暮らし」への最短ルート
フルリノベーションは、建て替えに比べてコストを抑えながらも、自分らしい住まいを実現できる有効な手段です。間取りの自由度が高く、機能面も向上できるため、住まいにこだわりたい方には特におすすめです。
費用や工期、仮住まいなどの課題もありますが、信頼できる施工会社を選び、事前にしっかりと打ち合わせを重ねることで、理想の住まいづくりが可能になります。
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